一橋教員の本

近代移行期の名望家と地域・国家

 
近代移行期の名望家と地域・国家 

近代移行期の名望家と地域・国家

 渡辺尚志編著
名著出版   2006年11月刊行
ISBN:4626017037   本体10,500円+税
 著者紹介

著者コメント

本書は、近世・近代移行期(明治維新期)における地域社会の構造と変容を、地方名望家に焦点を当てて解明しようとしたものです。その際、地方名望家の活動を、一般村民・村・地域・国家との関わりにおいて検討しました。
本書は、大きく二部にわかれています。第一部では、武蔵国大里郡大麻生村(現埼玉県熊谷市)と同村の地方名望家古沢家を事例として、前期の課題を追究しました。対象を限定して、それを総合的に分析したわけです。これに対して、第二部では、全国に事例を求めて、地方名望家の多彩なあり方を明らかにし、そこから各地・各名望家の個性と、そこに通底する共通性について考えました。



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