一橋教員の本
越境するスポーツ : グローバリゼーションとローカリティ
![]() | 越境するスポーツ : グローバリゼーションとローカリティ |
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高津勝, 尾崎正峰編 創文企画 2006年3月刊行 ISBN:492116441X 本体2,000円+税 | ||
編者紹介:高津勝, 尾崎正峰 |
著者コメント
オリンピックやサッカーワールドカップに代表されるように、現在、「スポーツとグローバリゼーション」というテーマは、理論的にも実態的にも焦眉のものとなっている。本書は、日本において、このテーマを統一的に取り上げた初の著作であり、今日の激変するスポーツの姿を理解する上で格好の書であるといえる。国際的な理論動向とその展望、スポーツのグローバル化をもっとも象徴し、ある意味では、それを先導しているメディアスポーツの現状と課題、そして、グローバル化の影響がローカルの場においてどのような形で表れているのかについて、多文化社会におけるスポーツの歴史と現状(オーストラリアの4つのフットボール、とくに、サッカー)、ナショナリズムとローカリズム(アイルランドのゲーリックゲームス)、民俗文化の変容(沖縄の民族舞踊エイサー)を視角・題材として展開している。(尾崎正峰)