一橋教員の本

保健室登校で育つ子どもたち : その発達支援のあり方を探る

 
保健室登校で育つ子どもたち 

保健室登校で育つ子どもたち : その発達支援のあり方を探る

 数見隆生, 藤田和也
農山漁村文化協会   2005年3月刊行
ISBN:4540042475   本体1,524円+税
 編者紹介:藤田和也

編者コメント

本書は、日本教育保健学会の研究プロジェクトが3年余りかけて教育現場の養護教諭と研究者とで取り組んだ共同研究の成果をまとめたものである。保健室登校という事象は、1980年代に入って間もなく、教室に入れない子どもたちに取り敢えず保健室に居場所を用意するかたちで生み出されていったものであるが、当初、養護教諭にとっては初めての経験で、半ば手探り状態でそういう子たちへのかかわり方を模索していたが、やがて経験の積み重ねの中で、その子たちの問題の解決と自立を支える「発達援助実践」としての質を持つようになった。このプロジェクトは、その実践の蓄積と体験を分析・整理して、教育実践としての理論化を試みた研究的作業のまとめである。(藤田和也)



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