一橋教員の本

ゲーム理論の応用

		ゲーム理論の応用
		今井晴雄, 岡田章編著 勁草書房   2005年5月刊行 ISBN： 4326502681   本体3,200円＋税
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著者コメント

ゲーム理論は、近年、社会科学および自然科学、工学、認知科学など広範囲の学問分野で精力的に研究が 進められている。ゲーム理論は人間社会（さらに生物社会）における複数の行動主体の間の対立や競争、協 力などの多様な相互関係を解明する数理的理論であり、研究は厳密な論理に基づく精緻なモデル分析に沿っ て行われる。このため、経済学を始めとする他の社会科学の諸学問に比べて理論の抽象度は高いが、ゲーム 理論の健全な発展のためには現実問題への応用が必要不可欠である。本書は、このような視点に立って、 ゲーム理論の経済学と国際政治学の分野における最新の応用成果を解説した９編の論文から構成されてい る。内容は、オークション、混合寡占市場、技術開発競争、交渉、自由貿易協定、地球温暖化問題、京都議定 書などの国際環境協定、国際軍事管理協定、核不拡散条約などである。