一橋教員の本

Deutsche Präpositionen : Studien zu ihrer Bedeutungsform

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Tsugio Sekiguchi ; herausgegeben von Kennosuke Ezawa, Wilfried Kürschner und Isao Suwa
Niemeyer 1994年刊行
ISBN : 3484107146

著者所属:
 諏訪功(名誉教授)

著者コメント

 本書は日本のドイツ語学者 関口存男(1894-1958)の著書:『意味形態を中心とするドイツ語前置詞の研究』のドイツ語訳である。原本は1943年に初版、1957年に再版が刊行され、現在は『関口存男著作集ドイツ語学篇[全13巻]』(三修社刊)の第4巻で読むことができる。1994年、Max Niemeyer Verlag Tu"bingenから出版された訳本には、ドイツ語前置詞の意味と用法に関する11篇の個別研究論文のドイツ語訳のほか、ユージェニオ・コセリウ氏(当時チュービンゲン大学教授)による『セキグチにおける言語理論と文法』と題された論文、および江沢建之助氏による解題が収録されている。訳業は、一橋大学後援会の出版助成事業のおかげで成ったが、本書は、それ以後、日本人研究者のドイツ語学論文がドイツの学術出版社から次々と刊行されるきっかけを作った。



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