一橋教員の本
ことばが紡ぎ出されるとき : 声とテクストのあいだ
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岩波敦子編 (大月康弘 [ほか] 執筆) |
執筆者コメント
慶応義塾の言語文化研究所は、古今東西の言語また文化を鋭く分析して国際学界から注目される人文学系の研究拠点です。私は長らくここの兼任所員を務めてきましたが、この度、岩波先生チームでの共同研究の成果が纏められました。拙稿はともかくとして、珠玉のエッセイが並びます。ぜひ手に取って、人文学の精華を楽しんでください。以下に編者・岩波さんの紹介文から添えておきます。
「ことば」は単なる情報伝達の手段ではなく、身体に根ざし、時間の中で生成・消滅し,記憶と集団的連帯を形づくる。語られる声の刹那性と、テクストによる固定化・反復可能性との緊張関係をはらみ、我々の意識に刻まれ,魂の在り方に深く関わる。
本書は、哲学、神学、文学、歴史学、言語学、美術史など分野横断的な知を結集し、古典古代から現代に至るヨーロッパ、イスラーム、ビザンツ世界を中心に、ことばが文化の諸形態において果たしてきた創造的営為を、多角的な視座から検討する共同研究の成果である。(大月康弘)
