一橋教員の本
50年目の「大学解体」 20年後の大学再生 : 高等教育政策をめぐる知の貧困を越えて
佐藤郁哉編著 (苅谷剛彦, 川嶋太津夫, 遠藤貴宏, Robin Klimecki執筆) |
著者コメント
深刻化する財政危機と志願者減少を背景に,海外の大学と同様の「国際ビジネス」への道を歩むように見える大学の現実。その「現実」の表面のみを見て,大学の研究教育を単線的に評価する高等教育政策ー
この時代になぜ,何のために大学・学術があるのかという根本的な問いが欠けたまま進む「大学改革」は,大学間の序列を固定化し,教育研究の全体的な地盤沈下をもたらす。エビデンスに基づく議論と徹底した帰納法的アプローチで,「高等教育政策における知的貧困」を乗り越え,大学再生のための理念的手掛かりを示す。
(書籍の帯より)