一橋教員の本

手形・小切手法. 第4版(新法学ライブラリ 15)

手形・小切手法. 第4版(新法学ライブラリ 15)

川村正幸
新世社 2018年9月刊行
ISBN : 9784883842810

刊行時著者所属:
 川村正幸(名誉教授)

著者コメント

 本書は,著者が一橋大学で担当した手形法・小切手法の講義をベースに、1996年に初版を刊行した書である。きわめて高度かつ複雑に理論化され、明治期以来の膨大な判例の集積がある手形法の世界を、実務面にも目を向けつつ、精緻に分析・検討する書として評価を得てきたものである。近時、手形・小切手の利用は大幅に減少したが、依然中小企業を中心に相当量の利用があり、2020年4月1日から施行される民法(債権関係)の改正、およびそれに伴う手形法・小切手法等の改正に対応するため改訂を行った。現行の手形法・小切手法は国際統一法条約に基づいて1934年に施行されたのち、ほとんど改正されずにきたが、数条の規定が改正され、法の解釈にも影響を及ぼしている。



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