一橋教員の本
Demography of Russia : from the past to the present
Tatiana Karabchuk, Kazuhiro Kumo, Ekaterina Selezneva |
著者コメント
本書はロシア帝国末期から現代ロシア連邦までのロシアの人口動態の発展を検証したものです.結婚パターン・出生率・死亡率,そして地域間移民を論じます.ロシアでどのように人口統計が収集されているかということを英文で初めてとりまとめ,また出生率と家族形成に影響を与える法律を解説し,出生順位(パリティ)により相異なる出生確率要因の分析を行い,更にロシアの地域間人口移動要因を検討します.社会科学の研究ツールと医学的アプローチを組み合わせた死亡率の要因分析も提示しました.
この書籍により,雲はロシア科学アカデミー極東支部経済研究所名誉教授(Honorary Professor)の称号を授与され,また第7回地域研究コンソーシアム賞を受賞しました.