一橋教員の本
英語アカデミック・ライティングの基礎
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一橋大学英語科編著 |
著者コメント
本書は、本学の英語必修科目で2011年から使われていた同名の冊子を市販向けに編集しなおしたものです。英語によるアカデミック・ライティング（大学でのレポートから、卒論、さらには本格的な論文）は、好きに書いてよいわけではなく、一定の決まり事があります。本書はその決まり事の基本を大学生に学んでもらうことを目指すものです。
トピックの選定からブレインストーミング、資料調査の方法、剽窃とはならない引用の方法、論文の構成と体裁、論理の展開方法、引用文献表の書き方などが網羅されています。本書は英語ではなく日本語で（たとえば専門科目での）レポートや論文を書く際にも役立つでしょう。
こういった決まり事は、単に形式的な決まりなわけではなく、先人の積み上げた知の上に自らの研究を積み上げていくという学問的営為の根幹をなすものでもあります。本書は、そのような学問の精神の基礎を涵養することをも目的としています。
本学の共通科目の英語必修科目では、2015年度より本書を教科書として英語アカデミック・ライティングの指導を展開していきます。