一橋教員の本

文章は接続詞で決まる

 
 

文章は接続詞で決まる

 石黒圭著
光文社   2008年9月刊行
ISBN:9784334034733   本体760円+税
 刊行時著者所属:石黒圭(一橋大学留学生センター)

著者コメント

本書は、私自身の単著としては7冊めの本になりますが、新書が持つ影響力の大きさに驚きました。ブログやSNSで(雑誌やラジオでも)かなり広範に紹介されており、そうした書評を見て楽しんでいます。そうした書評の一つの傾向として、新書はタイトルに価値があるけれど、本書は目次と索引に価値があるという指摘が散見されました。なるほど、それは一つの見方で、本書は接続詞小辞典としての役割があります。一方、「接続詞のない文章が基本だ」「文末にも接続詞がある」「内容より接続詞を先に考えることもある」「接続詞で隠れた性格がわかる」など、かなり大胆な提案をしたことも本書の特色です。その当否は今後の課題ですが、そうした刺激的な提案をとおして接続詞の議論が活発になることを願っています。



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