一橋教員の本

畿内の豪農経営と地域社会

 
 

畿内の豪農経営と地域社会

 渡辺尚志
思文閣出版   2008年2月刊行
ISBN:9784784213856   本体7,800円+税
 編者紹介:渡辺尚志(一橋大学大学院社会学研究科)

編者コメント

一橋大学附属図書館所蔵の岡田家文書は、総数約1万3千点におよぶ膨大な文書群です。文書を伝えてきた岡田家は、河内国丹南郡岡村(現大阪府藤井寺市)に住む豪農・地方名望家で、近世には岡村の庄屋を務めていました。同文書は、量だけでなく質的にも、近世・近代における、畿内の豪農・地方名望家の経営内容と村・地域の特質を解明しうる、第一級の史料群だと言っていいでしょう。本書は、5年以上にわたる、同文書の整理と共同研究の成果であり、一橋大学の大学院生や卒業生が中心になって執筆しています。本書では、岡田家の地主経営や金融活動、村や地域における政治的活動はもとより、岡田家と関係を取り結んだ一般民衆の動向をも明らかにしています。



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