一橋教員の本

入門ミクロ経済学

 
 

入門ミクロ経済学

 武隈愼一編著, 山重慎二 [ほか] 著
ダイヤモンド社   2005年4月刊行
ISBN:4478210551   本体3,000円+税
 著者紹介:武隈愼一, 山重慎二

著者コメント

本書はミクロ経済学の教科書であるが、最近の日本経済の種々の問題に密接に関わる議論が展開されており、その章立てと内容は他の教科書にはない特徴を持っている。たとえば、現在の経済にとっての重要度が考慮され、第2章、第3章では規制緩和や民営化の問題、第4章では労働市場の種々の賃金制度あるいは女性労働の問題、第5章では現代経済において大きなウエイトを持つ金融の議論、第6章では現在最大の問題となっている消費税や社会保障制度の問題などが説明されている。また、一般の社会人にも興味が持てるように、経済理論の説明に加えて実際の事例やデータが紹介されている。
本書のもう一つの特徴は、各項目を「見開き」に収めるという形式で書かれていることである。各項目は一つの完結した内容を持つと同時に、全体の流れのなかで他の項目と互いに関連した形で記述されている。(武隈愼一)



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