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三大学連合に関するQ&A

東京科学大学(医歯学系分野)(旧・東京医科歯科大学)、東京外国語大学、東京科学大学(理工学系分野)(旧・東京工業大学)、一橋大学の四大学は、平成13年4月をもって連合協定を結び、平成13年度以降の入学者を対象とした複合領域コースを設置して個々の大学では提供できない授業科目を履修させることにより、従来の高等教育では育成できなかった広範囲の学際的分野の知識を有した学生の教育と、編入学や複数学士などの方法による学生の勉学・進路にかかわる選択肢の拡大を目指しています。

よくあるお問合せ事項

「複合領域コース」って何ですか。

学際的分野に興味を持ったり、幅広い知識を習得したい学生に対して、個々の大学では対応できない講義を三大学連合で協力して集め、コースという形に整えたものです。例えば、東京外国語大学の学生で「複合領域コース」の履修を許可された者は、コースに提供された講義を東京科学大学や一橋大学で「特別聴講学生」として受講することが可能となる制度です。もちろん、履修科目は取得単位として認められます。

三大学連合の定員は何人ですか?どこの大学で勉強することになるのですか?

三大学連合という形で定員を設けて入学試験を行うものではありませんので、入学定員はありません。三大学連合の各々の大学の学生の中で他大学の分野に興味を抱いた学生が2年生に進級する時点で、連合で提供する例えば一橋大学と東京科学大学(理工学系分野)の2大学間(2分野)の複合領域コースを履修してみたいと思うときに非正規生として当該コースの受講が可能となるものです。

したがって、この場合は一橋大学又は東京科学大学(理工学系分野)のいずれかの学部に入学していなければなりません。1年生のときは所属する大学で勉強をし、当該コースの履修を許可された2年生からは所属する大学で正規の科目を勉強するかたわら、一橋大学と東京科学大学(理工学系分野)の両大学で登録したコースの受講科目を履修することになります。取得した単位は単位互換協定により卒業要件に含められます。

同様に3大学間(3分野)コースを選択した場合は3つの大学で2年生以降勉強することになります。

三大学連合の大学に在籍していれば他の大学の授業を自由に受講できるのですか?

2年生への進級段階でいくつか設定される複合領域コースのうちで興味のあるコースの履修を認められた学生に対して、そのコース指定の科目について他大学の受講が認められることになります。

複合領域コースにはどのようなものがありますか?

三大学すべての授業が受けられる3大学間(4分野)コースと、東京科学大学、一橋大学の2大学間(3分野)コース、および2大学間(2分野)コースがあります。

3大学間(4分野)コースには海外協力コースがあります。

2大学間(3分野)コースとしては、総合生命科学コース、生活空間研究コースの3コースがあります。

2大学間では東京科学大学(医歯学系分野)と一橋大学間で設定する医療・介護・経済コース、東京科学大学(理工学系分野)と一橋大学間で設定する科学技術と知的財産コース、技術と経営コース、文理総合コースがあります。

「複合領域コース」を履修するだけで卒業できるのですか。

卒業の要件は各大学毎に異なっていますが、コース修了だけでその要件を満たすことはできません。在籍する大学の所属学科の基本的な科目を履修しながら、コースを履修しなければなりません。コース履修希望者、入学後、コース担当教官や学科の先生とよく相談の上、学修計画を立ててから履修することを強く勧めます。

三大学連合の大学に入学できれば所属する大学以外の大学に編入学できるというのは本当ですか?

三大学連合のいずれかの大学に在学していれば連合の他の大学に自動的に編入学できるというものではありません。

複合領域コースを受講している学生がコースに関連した大学の特定の学科への編入学を希望した場合に、受講した科目の成績や受講態度などを総合的に評価した上で編入学が許可されます。なお、募集人員は各学部(東京科学大学においては各学院および各学部)若干名です。

また、編入学を希望できるのは、履修したコースの主体となる学部、学科(東京科学大学においては各学院及び各学部)に限定されることになります。東京科学大学医学部医学科、歯学部歯学科はすでに発足させた別の制度があるため、他大学からの編入学の対象とはなっていません。



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