プリント

経営管理研究科 青木康晴准教授が、日本経営財務研究学会第46回全国大会において、学会賞を受賞しました

経営管理研究科の青木准教授が、 2022年9月9日 (金)・10日(土)に東京経済大学国分寺キャンパスにて開催された日本経営財務研究学会第46回全国大会において、学会賞を受賞しました。

受賞対象論文は次の論文です。

青木康晴氏(一橋大学)Yasuharu Aoki, “The effect of bank relationships on bond spreads: Additional evidence from Japan,” Journal of Corporate Finance 68, (2021), 101937.

本論文は、日本の社債発行企業と銀行間の関係をメインバンク関係企業への融資残高が最大の銀行がその企業の大株主である場合)とサポートバンク関係(企業への融資残高が最大の銀行がその企業の大株主ではない場合)の2つのタイプに分類し、前者に社債のスプレッドとシステマティックな関係が見られない一方、後者では社債のスプレッドが上昇することを見出しています。これは、企業・銀行間関係のあり方が社債スプレッドに影響することを示すとともに、債券投資家が銀行のもたらすホールドアップ問題を懸念しているという、理論的に予想される銀行と債券投資家との間の潜在的な利害対立を実証的に裏付ける結果となっています。

日本経営財務研究学会 第46回全国大会のサイトはこちらをご覧ください。

 

アーカイブ



Share On