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産学官連携事例提案 社会学研究科

種類 研究題目 概要 担当研究者
共同研究
受託研究
現代アジア中間層文化の動向とニーズ、および日本企業による高い効率・効果をもつ文化メセナについての実践的研究 日本経済の巨大な市場であるアジアで、日本企業の文化メセナは少ない。文化に不慣れな企業が、不案内な機関や専門外の職員に事業を丸投げしたため、効率や効果に限界があったことが一因であった。
  本共同研究では、アジア各国で豊かな購買力をもつ都市中間層が急増していることをふまえ、市場としての中間層の文化動向とニー ズを人類学的フィールドワーク、社会調査等により把握する。また、日本企業が現地の信頼を獲得し、購買力を刺激し、積極的、多面的な経済活動が可能になるようなWinWin関係を導く、効率と効果の高い文化メセナについて、共同研究をおこなう。研究はメセナ立案だけでなく実施までの過程も含む。主にベトナム、インドネシア、マレーシア、 インドを扱うが、他地域(中国、タイなど)も射程にいれる。
足羽與志子、福富満久、その他
寄附講義 書物・出版と社会変容(出版文化史・社会史・思想史) 一橋大学は、「書物・出版と社会変容」研究会が開かれ(平成24年度末までに78回開催)、また雑誌『書物・出版と社会変容』が刊行(一橋大学機関リポジトリを参照、平成24年度末までに14号を刊行)される等、出版史の分野では、日本で一番著名な大学となっている。卒業生にも、出版やメディア関係に活躍している者が多い。そうした一橋大学で、17世紀に商業出版が生まれて以来、今日に至るまでの出版史の講義が開かれるのは、とても意義があることだと思う。可能であれば、出版文化史、出版社会史、出版思想史、比較出版史等の複数の講義を設定できたらと思う。 若尾政希(一橋大学大学院教授、コーディネーター)
寄附講義 映像作成の技法と実践―アイディアを形にする力― 映像は、企業等の組織の内外において情報及び価値観を伝達する有力な手段である。広告のような高度な映像の作成を専門家に依頼する必要があるが、映像が専門ではない人も、持っている知識やアイディアを表現する効果的な映像を作成することができる。本講義では、学生が映像の企画・作成・撮影・編集の中心的なスキルを身につけ、効果的な映像を効率よく作成する方法を学ぶ。これを通じて、高度な問題意識及び学習能力を持つ本校の学生に、アイディアを形にする「ものづくり」の重要性も体験してもらう。 ジョナサン・ルイスほか


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