中国での活動

中国人民大学との共同シンポジウムを開催しました

2011年10月29日(土)、北京市の中国人民大学において「一橋大学・中国人民大学共同シンポジウム」が開催されました。

2009年より毎年開催されている本シンポジウムの今年のテーマは「アジアの経済成長とリスク管理」。世界経済の中で存在感を増している中国を中心とするアジア経済の成長発展の中で、本年3月の東日本大震災と福島原発の事故、先進諸国での金融危機、アラブ諸国での政情不安等、グローバルに活動する企業にとって、このような状況に対応するためのリスク管理は喫緊の課題となっています。

こうした課題に関して、両大学の先生方に加えて、民間企業の経営者の方も交えて活発な議論が交わされました。日本側からは、本学の小川英治副学長を団長とする訪中団が訪れ、本学大学院商学研究科の清水啓典特任教授と橘川武郎教授が基調講演を行い、三隅隆司教授と小西大教授がパネルディスカッションのモデレータとして参加しました。基調講演には民間から、伊藤忠商事の渡邉康平相談役(元副社長)と、みずほ総合研究所の杉浦哲郎副理事長も参加されました。(シンポジウムのプログラムについては「会議日程表」を参照)

シンポジウムの前日28日には、小川ゼミと三隅ゼミの学生有志が、中国人民大学経済学院の学生と「グローバル・インバランスとドルの基軸通貨体制の行方」をテーマに討論会を行い、活発な議論が交わされました。

 

            

共同シンポジウム会場前の看板

            

基調講演会場

            

主催者として挨拶する小川副学長

            

「アジアの成長とリスク管理」と題して基調講演する清水教授

            

「原子力発電所事故と日本のリスク管理」と題して基調講演する橘川教授

            

パネル・ディスカッション会場

            

シンポジウム参加の小川副学長一行と訪中学生を歓迎する如水会北京支部及び
北京如水会留学生会の皆さん