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本部の概要

国際化推進本部の概要

国際化推進本部・国際化推進室
総括ディレクター
服部誠

現在、日本の大学は大きな変革の時代を迎えています。少子高齢化のもとでの大学経営や大学再編という切実な課題のみならず、経済・社会システムの変容やグローバル化といった現象にともなう国際社会の急激な変化が高等教育機関をも大きく揺るがしているからです。特に、高等教育の質保証をめぐる世界の動向は顕著で、国際的な大学間競争と同時に、国際的な協働を進展させつつあります。学位等の国際通用性・共通性の確保や、外部資金の獲得競争の激化、国境を越えて提供される教育事業の問題はその一部ですが、競争力強化型の評価、あるいはランキングや格付けといった市場型の評価が猛威を振るい始めていて、かつてない勢いで、教育研究活動の質や量が問われることになりました。

そのような状況のもと、本学は、これまでの一橋大学の歴史と実績を踏まえて、21世紀に求められる先端的社会科学の研究教育を積極的に推進し、その世界的拠点として、日本、アジア及び世界に共通する重要課題の理論的・実践的な解決を目指します。すでに本学の第2期中期目標にも謳われていますが、「世界で通用する多様な人材を育成するため、学部・大学院を通じて学生の国際交流を推進するなど、教育の国際化を進める」ことは大学の国際化を進めるうえで最大の課題であり、外国人学生の受入れ数900名(受入れ比率15%)、日本人学生の送出し300名(学部生の約3分の1)を目標値とするなど、大学の国際化を加速化させる取り組みを展開いたします。

これらの課題への取り組みのため、従来の「国際戦略本部」を組織的に拡充し、学長を本部長とする『国際化推進本部』に新編成し、学長のリーダーシップのもとに全学一丸となって加速度的に国際化を推進する体制をとることにしました。さらに本部を下支えする「国際化推進室」を置き、国際化に向けての機動的な役割が果たせるようにしました。また、従来の国際交流の窓口であった「留学生センター」と「留学生課」をも拡充し、国際競争力のある学生を育成するという視点から、『国際教育センター』と『国際課』へと改組し、新たな発想で全学的な課題の解決に向かう体制を整えたのです。

本学も、「市民社会の学である社会科学の総合大学」としての伝統を守るだけではなく、新たな研究教育の地平を切り開き、地球規模の問題の解決に果敢に取り組むような先鋭的な人材の育成を目指す必要性に迫られており、その実現のためには、大胆なグローバル戦略が不可欠なものとなっているのです。