プリント

お知らせ

一橋大学学生サークルPro-Kの活動をまとめた本が発刊されました

 2012年1月、一橋大学の学生サークルPro-K(プロック)の学生たちが、一橋大学全学共通教育科目「まちづくり」の授業と地域コミュニティの交流拠点「くにたち富士見台人間環境キーステーション」(略称KF)の歴史をまとめた『学生まちづくらーの奇跡~一橋大生のコミュニティ・ビジネス』を刊行しました。

担当教員からのメッセージ

 全学共通教育科目「まちづくり」の開講は2002年4月であった。この授業は地域コミュニティが直面する課題の探索や改善策の検討、実験のために、学生自身がプロジェクトを立ち上げて、それを教員と授業のアドバイザーが支援するという学生参画型の実践的な授業であり、授業の中のプロジェクト(班)が学生サークルに発展する例も少なくなかった。

 そうした経緯で誕生した学生サークルの代表格がPro-K(プロック)である。Pro-Kは地域コミュニティの交流拠点「くにたち富士見台人間環境キーステーション」(略称KF)を中心にコミュニティ・ビジネスの企画と運営に取り組み、わが国の学生まちづくり活動の多数の事例の中で最も成功した事例の一つとして、毎年多くの視察や取材を受け入れている。

 この間、2004年10月から2008年3月までの3年半はまちづくり授業とKFの取り組みが文部科学省によって特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)に選定され、学内に開設した「まちづくり調査室」とKFが連携しながら、「まちかど教室」や「まちかどゼミナール」など本学教授陣がボランティアで出講する社会貢献活動が推進されたが、これらの企画運営の主体となったのはPro-Kの学生たちであった。

 このたび、Pro-Kの学生たちが、10年に及ぶまちづくり授業とKFの歴史を丹念な関係者への取材をもとに一冊の本にまとめ、『学生まちづくらーの奇跡~一橋大生のコミュニティ・ビジネス』と題して刊行した。私も監修者および執筆者として参加したが、こうした出版の企画は私たち年輩者も何回も挑戦したが、挫折して出版に至らなかった。足かけ2年の間、取材と執筆と編集に関わった学生諸君の集中力と粘り強さがあったからこそ出版にたどり着いたものである。熱くて、多少ユニークな一橋大生の奮闘ぶりを多くの人にぜひ知ってほしいと願っている。

林大樹(社会学研究科教授、全学共通教育科目まちづくり担当教員)

お知らせ

Share On