『大学案内2024』より

部活動 二兎、三兎を追う大学生活

法学部 3年 河合 翼

法学部 3年 河合 翼

法学部・野口ゼミで行政法を学んでいます。野口先生は、問答法的に私たちの理解を深めてくれる素敵な先生です。一橋の少人数ゼミは自分の疑問や意見をすべて吐き出すことができる、最高の学習環境だと思います。

私は体育会水泳部に所属しています。一橋の水泳部では、殆どの部員が「競泳」と「水球」の二つの競技に取り組みます。私は高校時代競泳をやっていましたが、伸び悩んでいたこともあって大学では別のスポーツをやろうと考えていました。そこで出会ったのが水球でした。チームメイトとパスをつないでゴールを目指す水球競技は、その圧倒的なキツさを吹き飛ばすほど魅力的なスポーツでした。そして、水球競技を通じて、もっと早く泳ぎたい、もっと楽に泳ぎたいという思いが強くなり、競泳に対してもポジティブに向き合うことができるようになりました。
さて、私が高校生の皆さんに対して伝えたいことは大学でスポーツをやる意味についてです。一つは、充実した生活を送るため、ということです。怠惰な生活に陥りがちな大学生ですが、部活動を通じて早起きの習慣や健康で強靭な体を身に付けることができます。しかし、最も重要なのは社会的な成熟のため、だと私は考えています。一橋の水泳部をはじめ、多くの大学スポーツは学生主体で展開されます。部内運営はもちろん、大会運営も学生が中心となって行います。私自身も日本水泳連盟の学生委員会幹部として、大人や他大学の学生と連携して大会を運営する、という貴重な経験をさせていただきました。皆さんの人生にとって唯一無二の経験ができる場所、それが大学の部活動だと思います。

2022年11月撮影

一週間のスケジュール

寮生活 生活の場であり学びの場

社会学部 3年 帖佐 芽依

社会学部 3年 帖佐 芽依

稲葉ゼミで社会心理学やメディアコミュニケーションについて学んでいます。毎週、時間が経つのを忘れてしまうほど、熱い議論を繰り広げています。また、体育会女子バレーボール部に所属し、寮の隣にある体育館で練習に励んでいます。キャンパスのある国立や小平の落ち着いた街並みがとても気に入っています。

コロナによる緊急事態宣言のさなかに上京した私は、不安でいっぱいでした。しかし、2年半たった今、寮生活は私を大きく成長させてくれたと感じています。寮生活の魅力を3つご紹介します。
1つ目は、真の友達ができることです。何気ない今日の出来事を語り合ったり、一緒に自炊したり、生活を共にすることを通じて、普段の学校生活だけでは得られないような、かけがえのない存在ができます。入寮日が入学式の前であるため、一足早く友達ができるのもポイントです。
2つ目は、新しい文化や価値観に触れられることです。一橋寮は国際寮であり、共有スペースでは多くの留学生と交流できます。外国のお菓子をもらったり、互いの文化について語り合ったりします。英語が堪能ではない私が、多様なバックグラウンドをもつ人とコミュニケーションをとることの楽しさを発見できたことは大きな成長だと感じます。
3つ目に、安心して生活できる環境です。各フロアに、寮の運営やイベントの企画を行う学生スタッフが在籍しています。常にフロアメンバーの要望を親身に聞き、快適な寮生活の実現に尽力してくれます。また管理室の方々は、部屋の不具合や病気などの緊急事態に、温かく対応してくださいます。困った時に頼れる存在がいることは大きな安心感につながっています。
一橋寮は私にとって、生活の場であると同時に学びの場です。寮生活は、私の学生生活に素敵な出会いと視野の広がりを与えてくれました。皆さんも一橋寮で、色とりどりの刺激にあふれる毎日を過ごしませんか。

2022年11月撮影

一週間のスケジュール

就職活動 学生生活を頑張り抜く

商学部 4年 徳富 優太

商学部 4年 徳富 優太

体育会ラグビー部に所属しており、4年次は主務という役職で渉外も担当しました。学業では、中野誠ゼミでコーポレート・ファイナンスを専攻しています。ゼミ活動の一環で大会に出場する等、貴重な経験も出来ました。

就職活動を通じ感じたことは、主に3つあります。「学生生活を頑張り抜くことが大切」ということ。「就活それ自体もまた、貴重な経験となる」ということ。そして、「本当に様々な方のお世話になった」ということです。
就活を通じ学生生活を振り返る中で、部活動での経験からゼミを含めた学業の経験に至るまで、学生時代に泥臭く頑張り抜いた経験の全てが自身の糧になっていたことに気が付きました。学生生活を全力で頑張り抜くことは、就活にも通じますが、何よりも悔いなく学生生活を終えることにも繋がると思います。
就活自体も貴重な経験でした。就活では様々な社会人の方にお話を伺う機会を頂くことが出来ます。社会人の方が日々どういう想いでお仕事をされているのかを知ることで、様々な仕事に対する理解が深まると共に、自身の目指す生き方についてより深く考えることが出来ました。
また、就活では様々な方のお世話になりました。社会人の皆様は、御多忙中にも関わらず、お話を伺う貴重な機会を下さいました。キャリア支援室の方々も、毎週訪れる私を丁寧に指導し続けて下さいました。様々な方々のお力添えがあってこそ、私は無事就職活動を終えられたと言えます。
一橋大学には、OB・OGを含めたネットワーク、キャリア支援室等の、学生をサポートして下さる環境があります。一橋大学は、様々な経験への可能性が溢れた素晴らしい環境です。皆様が充実した学生生活を送れることを切に願っております。

2022年11月撮影

一週間のスケジュール

四大学連合 複雑な世界を多様な視点から見るべく学ぶ

経済学部 3年 上田 志美

経済学部 3年 上田 志美

私はマクロ経済学を専攻しています。主ゼミとして砂川先生のゼミに所属し、そして副ゼミとして、社会学部の太田先生のもと教育社会学を学んでいます。一橋は、社会科学の学びをより深めることのできる環境が整っています。

私が四大学連合の複合領域コースで学びたいと考えたのは、一橋を志望校と据えていた高校3年生の時です。研究を社会と結びつけることの大切さと難しさを実感し、研究の価値を定量的にも定性的にも表すことのできる経済学を学ぶことを決めました。そこで幅広いディシプリンに触れることができ、理系研究の第一線の大学との単位互換制度がある一橋大学に魅力を感じました。実際に入学してからは、経済学の基礎を学びながら、学部1年の冬に、より幅広い視点を得るべく、このコースに出願しました。
複合領域コースで学ぶことの面白さは、まず、大学によって授業文化が全く異なることです。授業の開講形態も異なれば、講義で学ぶことをどのように活かすかなどの姿勢も異なります。こうした文化の違いを肌で感じることができるのが、四大学連合の強みです。
受講した授業のうち、東京工業大学のある授業では、経済学を学ぶにあたっての数学的な理解を深めることができました。また、東京医科歯科大学のある授業では、様々な疾患の病因や病態そのものの認識を臨床医学の観点から深めていきます。国家試験に合格するためのポイントや実際の仕事で気を付ける点などを、先生が解説してくださいます。他にも、最新の取り組みなどを現場の状況から知ることができるため、一橋では捉えきれない視点を得ることができました。
このように、四大学連合の仕組みを通じて、一橋で学ぶ内容をより深めることができます。

2022年11月撮影

一週間のスケジュール

CAMPUS LIFE

キャンパスライフ