一橋教員の本
近世・近代ヨーロッパの法学者たち : グラーティアヌスからカール・シュミットまで
近世・近代ヨーロッパの法学者たち : グラーティアヌスからカール・シュミットまで |
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勝田有恒, 山内進編著 ミネルヴァ書房 2008年2月刊行 ISBN:9784623047314 本体3,500円+税 | ||
刊行時編著者所属:山内進(一橋大学大学院法学研究科) |
編著者コメント
本書は、グラーティアヌスからカール・シュミットにいたるまでの「近世・近代ヨーロッパの法学者たち」26人について、章別に論述した著作である。ここでいう「法学者たち」とは思想家ではなく、あくまで法律家である。したがって、ホッブズやロック、ルソーなど通常の法思想史や政治思想史に登場する思想家ではなく、教会法学の礎を築いたグラーティアヌスや中世の代表的ローマ法学者バルトルスなど専門的法学者(法専門人)だけを網羅している。すでに刊行済みの勝田有恒・森征一・山内進編著『概説 西洋法制史』と合わせ読まれるならば、西洋法制史の基本的理解が格段に深まることになるものと期待している。(山内進)