一橋教員の本

近世の村落と地域社会 

 
 

近世の村落と地域社会

 渡辺尚志
塙書房   2007年10月刊行
ISBN:9784827312157   本体9,500円+税
 著者紹介:渡辺尚志

著者コメント

本書は、日本近世村落社会の特質と変容を、さまざまな角度から明らかにしようとした論文集です。序章に続いて、第一編「中世・近世移行期の村落」、第二編「近世村落における所有と生活」、第三編「藩地域と村落社会」という三編、全十一章からなっています。第一編では、十七世紀を中心に、中世・近世移行期の村落像の解明を目指しました。第二編では、第一編を受けて、近世中期以降を主な対象として、所有論を基軸としつつ、近世村落の特質を複数の切り口から明らかにしようと試みました。第三編には、信濃国松代藩真田家領をフィールドにして、武士―百姓関係を基軸に「藩地域」の特質を追究した論文を収めました。なお、本書は、一橋大学の武山基金による出版奨励事業費の助成を得て刊行されたものです。



Share On