一橋教員の本

トマス・ペイン : 国際派革命知識人の生涯

 
トマス・ペイン 

トマス・ペイン : 国際派革命知識人の生涯

 マーク・フィルプ著, 田中浩, 梅田百合香訳
未來社   2007年7月刊行
ISBN:9784624111977   本体2,500円+税

訳者コメント

世界の大思想家と呼ばれる人たちには必ずこれぞ一冊といわれる本がある。しかし、その一冊が即効性をもちかつ確実に眼に見える形で世界を変えた 本になると人類史上わずかに三冊しかない。ルソーの「社会契約論」(1762年)、ペインの「コモン・センス」(1776年)、マルクスとエンゲルスとの共同作品「共産党宣言」(1848年)である。
にもかかわらず、ルソーやマルクス=エンゲルスに比べて、欧米はもとより日本においてもペインの研究は少なくまたかれへの関心がいぜんとして低調なのはなぜか。本書は、国際的に活躍した最初の革命家ペインの思想と生涯を描いたもので、これまでペインの本を読んだことのない人びとでも、かれの本を読みたいと感じるようになることを願っている。原書は、定評ある評伝シリーズオックスフォード・パスト・マスターズの一冊でもある。



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